ストーリー 第3話「心の在処」
壊れたクマのぬいぐるみ型ロボット・ポッポを修理した須堂。持ち主の少年は大喜びだが、母親はポッポに強く感情移入する息子を心配していた。時を同じくして、ある女性が恋人ロボットのジョーに別れ話を切り出していた。人間の恋人ができて、ジョーとの生活を続けられなくなったのだ。人の心を癒すために作られたポッポとジョー。2体のロボットの運命が邂逅する。
(公式サイトから引用)
MALでの3話の評価
redditの反応 12
とても興味深く、感情的なエピソードだった。このショー全体の哲学的アプローチにはとても惹きつけられる。
何故ロボットは振る舞いをプログラムされているのか。社会での彼らのゴールとは。
もし、彼らが本物の気持ちを発展させることが出来て、プログラムを超えてロジックに基づく予測を超えられたとしたら?
もし魂という概念が存在して、彼らが経験と時間を費やすことでそれを獲得できたなら、人間の生活にどんな影響を与えるんだろうね。
ところで、映画 Artificial Intelligence、少年と彼のテディベアのロボット。
関連があるよな。偶然のはずがない。
↓
redditの反応 10
女の子の遺影を見たときはトラックがぶつかって来た気分だった。Damn
redditの反応 10
ヒューマノイドが存在する世界だから、普通のロボットも存在するのだろうかと疑問だった。
この答えが今回明かされてうれしい!
レンタルコンパニオンのジョーとトイロボットのポッポ。
最初に登場したロボットがどちらも感情をサポートする存在だったのは興味深く感じる。
ただの労働力としてのロボットも作られているのかな?あるいは、人間の仕事を奪うとして禁じられているとか?
それはともかく、今回のエピソードでまた疑問が生まれた。
ジョーとポッポはただcompanion.exeを実行しているだけなのか、あるいはそれ以上の何かがあるのか?彼らの中からヒューマノイドのように人権を与えられるものが現れたりして。
愉快なことに、ジョーはただコードを実行しているだけだけど、ユキのお墓を訪れた時のポッポを見て、ポッポにはそれ以上の何かがあるかもと私は思ってしまった。
redditの反応 10
プログラミングの境界がわからない、本物の感情が発達するかもしれないときて、さらに既に(感情がある)ヒューマノイドが存在する世界だから、この世界はものすごく混乱する(ややこしい)に違いない。
redditの反応 11
グッドクエスチョンの提示:高度に技術が発展した世界で、意識のある存在と道具の線引きは可能なのか?
redditの反応 10
ケンとママとポッポが海を見ているシーンでは結構感情に訴えてきた。かなりダークで悲しいエピソード。
かなりスピルバーグ監督の Artificial intelligenceの引用を感じた。
シニカルな私は交通事故でポッポが死んでバッドエンドとか考えてしまったけど、ドクターがみんなを治療してくれた。ポッポも、ママも。
AI達がただのコードの列以上であることは明らか。
前のオーナーがいなくなったことがポッポに影響を与えていて、また捨てられることを彼は怖がっていたんじゃないか?
写真を前に、彼が女の子にお別れも言えず死んだことすら知らなかったことを知って、とても悲しかった。
このアニメのエピソード毎の物語とテーマがとても好き。
redditの反応 16
殺人事件がかかわってくるのかと思ったらただの夢だった。ちょっとがっかり lol
今回も重いテーマをカバーしたなぁ。
ポッポの話は感情に激しくぶつかって来た。前のオーナーが死んだことも知らされず、売られていたのはちょっと悲しい。まじめに。
redditの反応 6
分割された二つのストーリー。
そのせいか、私はポッポとジョーがそれぞれ調整された同じAIなんじゃないかと思ってたよ。
二人が同時に登場するまでは…。
MALの反応
動物のぬいぐるみですらロボット。このエピソードからはロボットと人間の交流の難しさ複雑さみたいなものも感じた。
音楽もエピソードの雰囲気を伝えるのに一役買ってたと思う。
MALの反応
最初のシーンはただの夢?あるいはこの出来事の結末を暗示していたのか?
いずれにせよ、このエピソードは間違いなくスピルバーグの Artificial Intelligenceからインスパイアされたものだろう。
MALの反応
エンディングシーンはかなり印象的だった。このショーが本当に気になってる。私にとってのベストエピソード。
MALの反応
グッドエピソード。コンセプトが興味深い。
女の子はフェイクラブに生きることを選んだ。私にはそれが分からない…。
MALの反応
ワオ。ポッポとケンのストーリーが心に響いた。ロボットとAIの複雑さは多分このシリーズのテーマなんだろうな。
一話完結を超えた包括的なストーリーが展開されるのかどうかは分からないけど、今のところ楽しめている。プロダクション・バリュー的にはかなり最低限って感じだが。
引用:reddit, MAL
MALスコアは6.81。
かなり好評な印象。やっぱりシリーズの視点やスタイルを評価する人が多いですね。
今回もはっきりとは答えを出さない感じでしたけど、ポッポとジョー、それぞれの反応や言動にプログラム以上の何かを感じることも出来そうで面白かったです。
コメント
円盤の売上が気になるところ
>かなりスピルバーグ監督の Artificial intelligenceの引用を感じた。
あぁこっちか(たりめーだw)ジゴロロボの名前は同じジョーだっけ?
AIの遺電子では「心の在処」を一緒にいる人間が彼ら(ロボット)の中に見出してくれる(本当に心があるのかは分からない)から幸せではある。
ロボットは寄り添うべき人間がいてこそ、と書いて人間も孤独でいるより他者(親兄弟友達や周りの他人)の中に自分を規定されてこそ人間らしくはあるのかなあ、うーん。
この作品って言うかこの漫画は
人間
ヒューマノイド
ロボット
このみっつが在る世界だから
もうちょい複雑
個人的には今回の話だけだと、ジョーの相手がヒューマノイド(人間と同じく人権が認められてる)の女の子だったので、「人間・ヒューマノイド」の為に作られ彼らに寄り添うロボット(道具)の「心の在処」って感じで見てました。
I am. I was.
以前のプラスティックメモリーズを思い出したけど、スピルバーグの影響なんだな。ハリウッドから日本のアニメは多くの影響を受けているんだね。
そしてスピルバーグやキューブリックは手塚の影響かもね。少なくとも火の鳥やアトムはAIのかなり前に出てるしライオンキングみたいな事もあった。ネット普及以前は国や文化圏を跨いでのパクりは割と寛容だったからいつの映画だったか調べたら2001年。まぁ手塚自身も隠しもせず色んな引用を公言してるし消化して別物に作りかえる力がありゃ問題ねーのよ。ジョーって名前からしても山田胡瓜も映画ファン向けに意識的に引用を伝えてるんだろうし。
AIは当時も鉄腕アトムの初期オリジナリティストーリー(アトム大使じゃなくて)のトビオと天馬博士のくだりを彷彿とさせられると言われていた。
また、セクサロイド(松本零士)やセクサドール(石森章太郎)なんかもある。
ミラクル少女リミットちゃんキューティーハニーも亡くした娘に似せて造られている。
これ結構面白いね
プラスチックメモリーズは陳腐で面白くなかったけど
これはなんか、イヴの時間っぽくてリアリティがある
今回ようやく明らかになった、人間、ヒューマノイド、ロボットの3種類の存在。
過去に人間と高度なAIを積んだ人型ロボットの差異を問う作品はあったが、その中間の頭脳はAIだが生体ボディを持つヒューマノイドという第3の存在を追加したのがこの作品の一番の特徴だと思う。
今回のポッポはともかくロボットのジョーくんなんか出てきて姿カタチを揃えてるので、同じ所違う所が見えてきやすいくていいと思う。
ポッポの声可愛い誰だろう→釘宮理恵!!
ジョーの声かっこいい、誰だろう?「小野賢章
「彼は、私の心と体を満たしてくれる。。。」
いやんw
映画のA.I.だともろセクサロイドだけど、こっちは・・・
ベッドで一緒に寝てたのは、添い寝w
たまにマッサージとかしたりねw
満たした体は、胃袋ってわかんだねw
冒頭のシーンは夢じゃなく結末だろ。
ジョー君に戻りたいあまりに今彼を〇害して山に埋めた。
あの女性は捕まったか頭がおかしくなったかして、ジョー君は別の女性のところへサービスに向かった。
埋めてたのも女性だったんじゃなかった
冒頭で埋められていたのはジョー君の顔だったから夢だと思う。
少なくとも「僕以外の記憶なんていらないから消して」じゃなく
記憶を消したらポッポが可哀想」って言える男の子は
面倒見れずに押し付けてたロボットに子供が取られた気がして
無断で捨てようとする母親よりいい人間に育っていたな
ママが苛ついていたのもそれに対するケンちゃんの感情も人間らしい反応だと思いました。
子供を見て親も成長するってこともあるので、ポッポは家族としてケンちゃんを成長させたしママも感じ入るところがあっただろう。
常に寄り添ってくれる家族が必要な子供の為のロボに対して、恋人ロボついては逆に一歩引いた方がいいように感じた。
特にジョーは星新一のボッコちゃんのように思わせ振りな態度で”依存させる”風でもなかったのでw
人間の側が自分に都合の良いだけの道具と割り切れた方が幸せなのだろう。
ヒューマノイドの女の子はそう出来なかったけど、人間らしいとも言えるか。
母親は子供の将来とかを考えてて、かつ割り切りができる年齢だから玩具は玩具、心はなくてプログラムだって最初はドライだったんじゃないか
ケンちゃんはポッポを玩具ではなく家族であり個人だと尊重してたから、元の持ち主の記憶を消すことを可哀想なことだと認識してた
たぶんあの世界ではケンちゃんのほうが異端だと思うけど、たとえ作りものであっても他者の意思というものを深く考えて寄り添ってる、良い子だと思ったわ
スピルバーグやアシモフを想起する人が多いんだな
それもあるには違いないけど、自分は手塚治虫の匂いを強く感じる
というかI Robotとブラックジャックのコラボを観ているみたいだ
今回のエピソードはケンちゃんとポッポが出てきたあたりから泣ける予感がしてたけど、案の定泣いた