ストーリー 第5話「調律」
ヒューマノイドは人間とは異なり、電脳を書き換えることで様々な精神治療ができる。生きづらさを抱える患者に、そうした「調律」はどこまで許されるのだろう。睡眠に悩むワケありの男と、学校に馴染めずピアノを弾いてばかりの子供。2人の患者が須堂の心を揺さぶる。
(公式サイトから引用)
MALでの5話の評価
redditの反応 17
ふーむ…。ユウタがある種の自閉スペクトラム症だと思ったのは私だけじゃないよな?
私は児童心理学者じゃないけど、彼の音楽の才能と癇癪持ちなところはサヴァン症候群の子供たちに多く見られるものだ。
本当に実際ユウタが自閉症だったならば…、調律して彼の振る舞いを治すという行いの是非は、より興味深い問題になってくる。
redditの反応 17
彼のパートの全てが、ニューロダイバーシティ(脳の多様性)の子供たちの治療へのメタファーのように感じた。
科学的に彼らをより”普通”に変えることは必然的に(やむを得ず)正しいことなのだろうか?
興味深いエピソード。
redditの反応 12
彼を強制的に変えることは気の毒にも感じるけど、一方では彼自身が以前よりずっと幸せそうではあるんだよな。
↓
redditの反応 10
そして以前の彼は人を傷つけていた。
けど、昔の彼が心の支えにしていたピアノが以前と違ってしまうのは悲しいね。
redditの反応 3
Yeah 現実でもユウタはそんな同じような診断をされるだろうな。
ヒューマノイドは投薬などに頼る必要がなく、人間よりもずっと簡単に治療ができる。この言い方は好き。
問題は、果たしてニューロダイバージェンス(神経の多様性)を”直す”べきか、あるいはどの程度まで許すべきかだね。
須藤はユウタのピアノへの情熱の原動力が部分的に失われることで、彼のピアノの輝きがくすむことを心配してた。
redditの反応 15
このエピソードのモラルの曖昧さが好き。最近の話は客観的な正しさがあったエピソードが多かったし。
今回のユウタとあの父親の状況はトリッキー。
ユウタは明らかに暗い道を歩んでたし、性格が調整されなければいずれ誰かを殺してたかもしれない。
そして、心の平穏のために偽りの記憶を植え付けるのは悪いことなのだろうか?治せるから直した。それは駄目なのかな?
このショーは犯罪的なまでに過小評価されている。もっと注目されて欲しい。
とても素晴らしい哲学的かつ、共感できるモラルの問題提起だ。
redditの反応 7
このアニメが既にお気に入り。
漫画を読むのが待ちきれない。
MALの反応
今回のストーリーのモラルはあやふやだった。人生に正解などない。
自分で選択をし、その選択と共に生きていく。それが人生。
MALの反応
正解なんてないし、このショーのそこが好き。
君だったら普通の生活よりも才能を選ぶ?変わるために自分の一部を捨てられるか?
けどこのショーは、本当は問題を解決するためにAIにそこまで頼ることは正しいか?と問うている気がする。
簡単な解決に飛びついて、”意志の力や粘り強さ”に見て見ぬふりをする。
引用:reddit, MAL
MALスコアは6.72。
エピソード後半への反応が多かったですね。はっきりとした正解を示さない演出も評価されていた印象でした。
コメント
例えば感情が抑えられなくて日頃の行いが悪い人が逆に漫画やアニメの才能を開花させてる。それを矯正することで才能が失われる。この人の素行は良くなり模範的市民になったが二度と以前のような素晴らしい作品は創れなくなる。どっちがいいんだろうか?
人間は社会性の動物だから社会に溶け込めないのは溶け込めないその人にとっても辛いだろうね。
でももし社会に包容力があったなら、尖った才能が皆の世界(社会)そのものも広げてくれるのだと思う。
サボテンは森では生きていけないけれど世界を砂漠にも広げてくれる、といった感じ。
う~ん、この作品はどこに収束していくのか・・・
今のところどう評価していいのかわからん
今回の様に
これで正しいのか それとも何か他に道があったのか
それを明確に提示せず 考え方は 読む者 観る者 人それぞれって任せて
もやっとしたカンジで唐突に終わる
これこそ無印AIの遺伝子の真骨頂なんで
そのもやもやを楽しもう それが楽しめなきゃこのアニメ観ない方が良い
で「収束」については次作「AIの遺伝子 RED QUEEN」を読もう
>心の平穏のために偽りの記憶を植え付けるのは悪いことなのだろうか?
治療は問題ないんじゃないかと思ったけど、おじさんの慈善団体に寄付って金の徴収?の仕方があしながおじさん的なものとは逆の今まで非生産的な生活をしていた分の回収(医者が?w)的含みがあるような気がしたw
AIの話ではあるけれど、完全に実際の精神治療を思わせる話だった。
通常の生活に支障があるなら、治療が正解なのだが、失われてるものもあると。
他人に危害を与えるようなら、選択の余地はないけどな。
海外の方が配信早いのなんか腹立つな
こんなに直接的に手塚の影響を感じる作品は近年では珍しいね。ブラックジャック、鉄腕アトム、火の鳥、きりひと賛歌、三つ目がとおる。どれも今時の海外アニメファン受けするようなアニメにはなってないけど手塚原作の凄さをもっと知って欲しいなぁ。ジャンルが伸びてる時は始祖の巨人が忘れられがちってのはR&Bのロバジョンやクラシックのバッハでもあった現象だから悪い事では無いのかもしれないけどさ。
才能の問題じゃないんだよ。
同調圧、個人侵略の問題。 同調圧を善とする個人侵略に対して暴力で返している。
社会性ってのは善ではなくて利益、そのためなら個人は侵略されて良いとなってしまっているのだがそれが少ししか描かれていない。
その個人侵略の方法がヒューマノイドゆえに簡単だったのが怖かった。
誰かが決めた誰かの基準が存在するような「調律」って言葉のチョイスもまた怖かった。
その言葉を使って選択肢を提示してたのがジェイってAIだったのも怖かった。
ジェイくん人間の社会学習し過ぎてて、人間より人間寄りなんじゃね?w
性格の改変の是非は議論されてしかるべき問題だよなぁ。人類が改変の術を持たなかった時代には、確実にこの手の癖のある大天才は現れ続けていた訳だし…
手を加える事で取り返しのつかない喪失が起きることもある。このアニメでも、アニメ化によって原作特有の間や、それによる言葉の響きの美しさが失われているようにね
癇癪持ちで有名なベートーヴェンの曲を使ったのは
いい演出だったと思うけど、本場の方で誰も言及してないの?
そうなんだ知らなかった
教養ってええな
これ、小学生だったから賛否が出てるけど、
仮に仕事はメチャクチャできるけど癇癪持ちの上司の話だったら?
絶対にフルボッコで叩かれ治療すべしの一択になってたと思う。
結局、自分への被害が想像しにくいから「ピアノの才能がもったいない」と感じ、
自分への被害が容易に想像できるから「上司許さない」となってるだけ。