ストーリー 第18話「最初の手段」
何とかクヌートの手を逃れ、レイフの船で農場に戻って来たケティルたちであったが、クヌート率いる軍団はすぐそこまで迫っていた。
トールギルは戦争の準備を始めたが、ケティルは現実を受け入れられず憔悴し帰宅する。
そこで、唯一の心のよりどころであったアルネイズが逃亡を図ったことを知る。(公式サイトから引用)
MALでの18話の評価
redditの反応 630
数年ぶりのトルフィンとレイフの再会なのに、なんて暗鬱とした空気なんだ…。
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redditの反応 419
再会シーンすらスキップされてしまったね。
画面外での再会。一気にアルネイズに話題が移る。
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redditの反応 133
確か漫画のほうも同じだったような気がする。
redditの反応 85
私はこの演出がとても好きだな。
ようやくの再会に向けて積み上げられてきたプロット。しかし現実はとても残酷で、再開の光すら闇を切り裂くことはできなかった。
再会シーンを見ることができなかった一方で、この闇と戦うというトルフィンの選択がより意義深いものになったよ。
redditの反応 647
ここまでたくさんの残酷な死を見てきたけど、それでもひどい容赦の無さだった。
あの打擲シーンは、なかなかお目にかかれないような相当な不快さを感じるシーンの一つ。
redditの反応 147
大男が女性を馬小屋で容赦なく叩くというのが嫌に現実感があって不快なんだよ。
叩いた時の音もよくできていた。
彼の戦場での伝説のように、棒が折れてしまうのではと思ったほどだ。
redditの反応 101
これまでの彼を見てきた限り、あんなに激しく叩くとは思ってなかったな。
クヌートの農場をかすめ取る陰謀を聞いた直後で、最悪なタイミングだった。
それで彼の行動を正当化する理由には全くならないが。
アルネイズが生き延びて、レイフが彼女をケティルから遠ざけてくれることを心から願ってる。
redditの反応 286
多分ショーで最も不快なシーン。
普段は戦士vs戦士、あるいは知らない人が殺されるだけだったからね。
これは違う。
アルネイズは私たちが感情移入するキャラクターだし、彼女は奴隷で女性で自分の身を守ることもできないのだから、ものすごく残忍な行為に思える。
redditの反応 111
TLDR(まとめ)
ケティルは11世紀の恵まれた一般的、しかし不安定な”ナイスガイ”
劣等感を有り余る”豊かさ”で相殺してるだけの男だ。
redditの反応 139
蛇は本当にいいやつだよね。彼の部下はろくでなしだけど。
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redditの反応 65
ただ二面性がある。1正義/義務。2スヴェルケルにたかる。
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redditの反応 25
そこは彼自身もよくわかってそうだ。
問題は、彼がやさしさよりも義務を優先するところかな。
redditの反応 14
彼が止めなければアルネイズは死んでいたかも。
蛇は興味深いアンチヒーローだよね。彼の過去については本当に映画やOVAが欲しい。
redditの反応 308
ようやくトルフィンとレイフが再会。明るいニュースに注目しないとこのエピソードで見た残酷さと不快さにつぶされてしまいそうだ。
計画が壊れ、とにかく目の前のものに八つ当たりをするケティル。
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redditの反応 93
鉄拳と呼ばれていた~は偽物だったな。
なぜなら今がそうだから。
redditの反応 265
ヴィンランドサガは”悪役”を作るのが本当にうまい。
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redditの反応 181
クヌートとケティルの最初の印象を考えるとクレイジーにすら感じるね。
正直者で、できればハエも殺したくないといった印象だったのに。
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redditの反応 161
いくら親切で話の分かる男に見えても、ケティルに関しては”奴隷の主人にしては”の補足が永遠に付属することを忘れてはいけない。
アルネイズを気遣うように見えても、結局所有物として見ている。
彼は結局自分のしていることを凌辱とは思っていないし、彼女には彼女の人生があったことを考えすらしていない。
redditの反応 341
エピソードとは関係ないけど、このヴィンランドサガを私たちにもたらしてくれてアニメの神にありがとうと言いたい。
seinenビッグ3の一つ。とても素晴らしいアニメ化だ。
ライトスタッフと情熱と愛があれば、ベルセルクとバカボンドにも同じことが起きるという希望をもらった。
redditの反応 350
God ”恩知らずの奴隷”とはまた、今まで聞いた中でも最悪に腹立たしいフレーズの一つだな。
なんてこった。
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redditの反応 177
彼は正気を失ってるな。追い詰められ、アルネイズが最後の藁だったから。
この状態のケティルがクヌートとその手下たち相手にどれだけ長続きするのか興味深い。
アルネイズにしたことへのしっぺ返しを食らってほしい。
redditの反応 126
トルフィンと再会したレイフの反応が見れなくてちょっと悲しい。
このエピソードで起きたことを考えると理解はできるけどね。
この後で見たりできないかな。
redditの反応 155
トルフィンがまだ学んでいるようでうれしい。トルフィンの最後の手段は視聴者にとって興奮するシーンではあるんだけどね。
難しいところだけど、父親のような彼の考え方は好きだ。まだ真の戦士には至れていないけど、真剣に最初の手段を見つけてほしい。
redditの反応 80
もう5週連続だぞ。かわいそうなアルネイズ。
落ち込んでしまう。
MALの反応
なんてこった。とても残酷なエピソード。それでも今期ベスト回の一つだな。
トルフィンとレイフの再会が見たかったこと以外はパーフェクトな回だった。
ずっと楽しみにしてたからさ。
いつものように次回が待ち遠しい。
MALの反応
最後の数分間は見てるのが耐えがたかったけど、この世界の残酷さがよく出てた。
MALの反応
ファックケティル。これ以外何も言いようがない。
クヌートと彼の部下たちが順調にケティルの農場に向かっているようでナイス。
MALの反応
アニメで見てきた中で最も残酷なシーンの一つ。奴隷にとって、特にアルネイズにとっては本当に残酷な世界だ。
次回の展開が待ちきれない。
引用:reddit, MAL
MALスコアは8.69。
やはり後半のシーンへの反応が多かったですね。見ているのがつらくなるシーンで、さすがにケティルが大嫌いになります。
念願のトルフィンとレイフの再会が見たかった~といった反応もかなり多かったです。
コメント
アシェラッドとかのほうがよっぽどひでー事してるんだがな
アシェラッドが自分の子を孕んだ女奴隷を、命乞いを無視して殴り殺した事あったっけ?
もう忘れてるかもだが、50人だか60人だかの村人を「もう冬越しとか考えなくていいぞ」って言いながら皆殺しにしてるからね
その村人の中には赤ん坊や幼児もいたよな。
まあアシェラッドからしたら、アングロサクソン人だからね…自分たちの先祖にやられた事をやり返したまでって認識だろうよ
あ
忘れてた
みんな忘れてるわきっと
自分の事を孕ませた男親を命乞いすらさせずに刺し殺した事はあったな。
あ、これは親父の自業自得か。
その時、口封じのため、親父と一緒に寝てた妾/女奴隷も一緒に喉を引き裂いて殺してるじゃん。
「蛇対トルフィンの戦いは見ていて気持ちいい!もっと見ていたい!」
「ケティルのアルネイズに対する暴力は酷い!見たくない!」
両方おんなじ暴力なのにな
我々視聴者に問いかけてくるね、この作品は
さすがにその二つを同じ暴力と言うのはどうなんだろうか
ね。暴力にも、綺麗な暴力と汚い暴力があるって事だね。
まぁ、自分の心の中の正義で正当化できれば、何でも「綺麗」なんだよ。
同じ暴力でも強者同士のタイマンと圧倒的無力で命乞いをする相手に対して一方的な暴行だからね
当然反応は違うだろうな
そこを同じに考える方がおかしいよな
この英霊サマは、よりにもよって 戦場が地獄よりもましなものだと思ってる。 冗談じゃない、あれは、正真正銘の地獄だ。
強い存在が老人や女子供に対する圧倒的な暴力はやはり見てて嫌悪感が凄い
蛇とトルフィンのはお互いに技能を駆使して戦う「勝負」だけど
ケティルのは完全にDVで、アルネイズがお腹に子供がいるのを
知ってもなお過剰に暴力をふるったから外国人も怒ったんじゃね
確かに暴力の二面性については、作者も意識している部分はあると思うよ。
海外の人がyoutubeで原作者にインタビューをしていたものを見たけど
暴力の残酷さや痛々しい面と、そこにカッコイイと惹かれてしまう
矛盾した気持ちについて言及してたし。
ケティル、風俗嬢に恋したオッサンみたいな末路やん
的確な表現だと思う
金で買ったに過ぎないし、相手のこちらへの笑顔や優しい言葉は生き延びる為の商売道具なのに
それが自分だけに向けられた特別なものだと勘違いしてる
的確すぎて草
でもガルザルだって、親が決めた見合い結婚で相思相愛で一緒になった感じはろくに無い(だからアルネイズがガルザルを逃がそうと行動したきっかけだって子供を守れなかった母・妻としての贖罪だった)し、それもなんだかなー、な五十歩百歩
現代の感覚だと、恋愛じゃないと相思相愛じゃないみたいに思うかもしれないが、ちょっと前までお見合い結婚みたいのは当たり前だったし、それがきっかけでも、思い合う夫婦もめずらしくないんだよ。
アルネイズがガルザルに愛情がなかったかというと、そうは思わないな。
ケティルとアルネイズに関しては間が悪いという他無いかな…
正直やったことで言えば間接的に蛇の部下殺したアルネイズもよっぽどやらかしてるし
ケティルも単純に余裕が無い場面で直面してしまったことで過去話含めて納得はいくようになってる
それでも力と立場の優位性を持ってる側が一方的に暴力振るうのは不快に見えるっていうのが描写の妙よな
クヌートに会いに行かず、ガルザルの騒動の時にケティルが居たらどうなってたのだろうか?結局同じ様にアルネイズを折檻したのだろうか?それとも許したのだろうか?まあ、もしかしたらケティルはガルザルにやられてたかも知れないけど…
ガルザルにアルネイズを引き渡したりは絶対にしないだろうが、ガルザルを捕らえるなり殺すなりして、アルネイズにはお咎めなしだと思う。元夫なら同情の余地あるし。
そもそも今回も妻の説明の仕方と、ケティルの詰問に黙ってたアルネイズがまたタイミングが悪い。殴られる前でなく、殴られた後に赤ちゃんがいると言ってるし、聞かれるまでケティルの子だと言ってない。考え得る最悪のタイミングで最悪の対応をしてしまった。蛇の言葉でちょっと冷静になれたのが奇跡といえるぐらい。
腹が減ったら村を焼くヴァイキングよりはマシだが、ケティルの行為は時代がそうさせたという点で同じではあるね
やっぱり手を縛られて無抵抗な妊婦(しかも自分の子)をボッコボコにすんのはどう考えても気分悪いわ。
アルネイズさんの選択は間違いだったんだろうけど、愛し合っていた夫が間違いなく殺されるというところで見捨てられるような女性だったら、周りの人も彼女に惹かれなかったんじゃないかと思うし。
なんだかんだで彼女は(恋愛感情じゃなくても)周りの人にすごく好かれてたんだなって思うもの。大旦那様もトルフィンもエイナルも、多分蛇も。
トルフィンの父親の言葉「敵などいない」が凄い身に染みる作りになってるよねこの話。
ケティルはアルネイズの元旦那という事情も知らず、目をかけてきた可愛い可愛い側室が男たらしで托卵されているかもしれない疑惑で、何も信じられない思い込みに陥っているわけで
現代でも、そういうのはよくある話で、一見真面目で優しい男が驚くほど嫉妬深くて、心変わりしたかもしれない自分の女を所有物よろしくDVしたり殺してしまう事件というのは毎年どこかで起きている
アシェラッドは暴力の世界に生きてる人間だった。
だからやってることの残酷さはともかく、意外性はあまりない。
ケティルみたいな臆病で暴力の嫌いな一見、善良な男が、動物的な怒りに駆られて無抵抗の妊婦を殴打するのが視聴者の琴線に触れるんじゃないかな。
しかもケティルは自分が悪いとさえ思ってない。そういうところも含めてリアル。
それはあると思う。例えば映画だとレオンで、主人公のレオンは
暴力の世界に生きている男だが、女子供には手を出さない。一方で
敵役の刑事は女子供にすら射殺する。昔からハリウッド映画でも
「女子供や老人に手を上げる白人の男」を悪として描いているから
それを子供の頃から見ている外国人からするとケティルに同情しない
可能性が高いね。それに向こうだと父親のDVが社会問題になったし。
追記 例えばの話だけど、ヤクザ映画が日本や海外でも人気なのは
気合の入った男たちが戦うのであって、もし主人公のヤクザが
昔の男と逃亡を企てた彼女(ヒロイン)に滅茶苦茶暴力振るったら
見ている人達の間で「これはひどい」と受け取るんじゃないかな。
ケティルが樽から転がり出るところは面白かったよ。
残念ながら「そう言う時代だった」としか言えないし、現代でも未来にも起こり得るんだよな。ISIL(イスラム国)が占領した場所の他民族を奴隷にしてるし、ロシアの侵略と占領地での狼藉&徴兵も有る。スケールは小さくなるが昭和の教師は竹刀で生徒を殴るのが普通だった。地球全体で見るとだいぶマシにはなったが戻る危険性はまだまだ有るし少しでも減らしていく必要が有る。それと共に今の人も未来の人にとっては暴力的な部分が絶対に有るだろうから先を見越して行動しないとダメだと思う
時代背景だけじゃなくて人物描写がうまい。キツい展開だけどそれでも続きが気になる。
オルマルが王の御前でやらかした事を、トールギルが「気の小せえやつほどここ一番で何しでかすか分かったもんじゃねえなあ」と言ってたけど、それってケティルにも当てはまるよな
トールギルのように暴力に慣れてる人間は、どれだけ暴力を振るっても自分を見失うことはない。必要とあれば誰でも平然と殺せるが、ただ疲れるだけの無駄な八つ当たりはしない
一方でケティルは、暴力が怖いと言いながら、ただそれを避けるだけで飼い馴らすことをしてこなかった。だからこうやって自らの暴力衝動に振り回されてしまう
さて、父親似のオルマルはこの先どうするのか…
我々はこの時代という物を理解し切れていない
海賊やこの後の時代に欧州世界を襲う遊牧民の容赦ない厄災
キリスト教が獣を人に変えたように思えて、そのキリスト教徒が聖地奪還と称して十字軍の蛮行を繰り広げるのは、この時代の後100年も経たない内の事
奴隷が家畜同然の財産であった時代でもあるけど、実はミレニアムという世界が滅んで救済が始まるかもしれないと考えられてたこの時代に奴隷を解放して善行を積もうという風潮もあった
それは即ち奴隷を家畜ではなく人として見ていた事の証明でもある
全ての人間には善と悪の両面がある…
奉公人にも仲間思いで心優しい一面があっただろうし
アルネイズやエイナルにすら身勝手で悪辣な部分がきっとあるんだろう。
ケティルの今回の変貌を見て
やっぱりこいつは悪い奴だった!嫌い!○んでしまえ!と手のひらを返してクヌートにボコボコにされるのを期待するのではなく
あんなに奴隷に対して理解があり、子供の盗みにも同情的だったあのケティルが
これだけ感情を暴走させ、凶行に走ってしまうだけの衝撃が一体どれほどのものだったのか
農場にもアルネイズにも、彼は彼なりの深い愛情を注いできたものだったんだろうな
だからこそあんなことをしでかしてしまったんだろうな
…という部分に思いを馳せられる、思い至れる、そういう想像力をできるだけ巡らせられる人間でありたい…
と今回のエピソードとそれに対する皆の反応を読んで思った。
日本人だとガンダムで学んでいるから乱世がケティルやガルザルも狂わせたと思うんだけど、主人公が性格悪い悪党を倒すという構図の欧米の娯楽に慣れた外国人からするとケティルは本性現したなケダモノめって感覚なのかも知れない
徹底的にアルネイズたちの罪は無視するんだよな
今回の件についてケティル側は被害者でしかないだろ
善悪を考えさせる脚本にどっちが正しいか決めつける必要もないと思う
ケティルの暴力は何日も樽の中での絶望と希望の内省が生んだ狂気かもしれんしあんな環境ならトランス状態にならない方がおかしいとも言える
正常だった好々爺の頃のケティルの価値観がそもそも「酷かった」のかも時代のせいかもしれないし人間性かもしれない
この程度の残虐性なら今でもそこら中に転がってる事だし改めて考えさせられるのがいいんだよね
現在なら以前から注意していたのに息子が投稿した動画で大炎上した挙句
まとめサイトの捏造のせいでテロリスト扱いされ
やっと帰ってきたら愛人が元旦那と共謀して駆け落ちしようとしているところで捕まっている
しかも托卵済み
まぁブチ切れるよね
奴隷は言葉が通じて便利な家畜くらいの認識かと
それは違うぞ。1期の時でもあったけど、キリスト教徒の奴隷は教会が解放するために買ってくれるからって大量に仕入れられてた。貴族の捕虜の身代金を払ってたのと同じ発想だ。家畜と同じなら自分を買い戻したり、自由にした後、そのまま右腕として雇ったりしない。エイナルも牛2頭より少し高い値段で買われてる。
家畜は働かされたりしないが、奴隷は家畜のように突然殺されて食べられる事はない。奴隷は人の物になり自由を失くした人であり、家畜や無生物と同じではない。当時でもそれは同じだ。現代には、人と物しかないから、奴隷が何に分類されるか考えてしまうが、奴隷は奴隷、人以上でも物以下でもない。
ケティルが悪くないとはとても言えないけど、それでもクヌートに狙われて絶望してるようなタイミングじゃなけりゃもう少し理性的だったはずなんだよな
ガルザルを解放して用心棒たちを死なせたアルネイズにだって責任はあるし、0か100かの二元論で語れる問題じゃないのが良い作品だと思える
ケティルはこの時代では間違いなく善良な人間、ただし聖人ではないと言うだけだよな
正直ケティルレベルが許せないとか言ったら、主人公も含めてこの作品のキャラのほとんどは人間の屑レベルなんだが
最後の二人のコメントが思ってることを言ってくれたわw
確かにケティルがやったことは不快であり許せないという感情は沸くけど、この世界と時代において奴隷を自立させたり子供の盗人に同情し涙する一面がある。
なんというか、原作読んだ時も思ったけど不幸が重なりすぎて一気に暗黒面に落ちてちょっとかわいそう。